「役に立たない」という言葉って重いですよね。
僕もズシリと重みを感じたことがあります。
もちろん、休職→退職をしているからです。
しかしながら、学問も一度そういう危機にありました。
文系の学部が廃止されそうになったのです。
「役に立たない学問」と見なされたからです。
結局は科学、科学、常に科学なんです。
僕には、どうみても新自由主義(ネオリベ)のせいとしか思えないのです。
(国際なんちゃら学部なるものの創設、国立大学の法人化、大学の就職予備校化、アメリカの反知性主義など)
理系の人間にも倫理を考えることができる。当たり前です。
ただ、研究として、サイエンス以外のことだけをとことん考える人は、人間社会の秩序を維持するためにも必要だと思うのです。
議論のための議論とバカにされてもけっこうです。
僕はこれからも人間の心理や社会を観察し続けます。
つづく