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差別と学問の危機について思うこと

「役に立たない」という言葉って重いですよね。

僕もズシリと重みを感じたことがあります。

もちろん、休職→退職をしているからです。

 

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

しかしながら、学問も一度そういう危機にありました。

文系の学部が廃止されそうになったのです。

「役に立たない学問」と見なされたからです。

 

結局は科学、科学、常に科学なんです。

僕には、どうみても新自由主義(ネオリベ)のせいとしか思えないのです。

(国際なんちゃら学部なるものの創設、国立大学の法人化、大学の就職予備校化、アメリカの反知性主義など)

 

理系の人間にも倫理を考えることができる。当たり前です。

ただ、研究として、サイエンス以外のことだけをとことん考える人は、人間社会の秩序を維持するためにも必要だと思うのです。

 

議論のための議論とバカにされてもけっこうです。

僕はこれからも人間の心理や社会を観察し続けます。

つづく