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”全体は部分の総和を上回る"

シュタルト心理学のテーゼです。(テーゼ:定立または命題)

 

僕はこの言葉にビビっときます。熱くなります。

例えば音楽がそうですね。

 

符の羅列がメロディーとなり、メロディーの重なりが調和となり、メロディーの抑揚、リズムが音楽となる。そしてその音楽に人々は感動する。部分的には「音符」でしかないものが、全体として見ると何かものすごいものになってしまうという不思議。

 

これ、本も同じことだと思うんです。

単なる本も、整理整頓され、大量に羅列されればその空間は「本屋」となり、人々に落ち着き、好奇心を与えることができると考えます。

 

おそらく仕事にも、この「ゲシュタルト的思考」が応用できると思うんです。

奥が深いですね。

 

部分とは何か。

部分とは全体の中の一部である。

つまり部分は全体の必要条件である。

部分なしに全体は成り立たない。

 

部分が先か。全体が先か。

奥が深いですね。

 

分は社会の歯車の一部だと思っている方へ。

貴方が社会という名の「全体」の「部分」だとしたら・・・

もうおわかりだと思います。

貴方は部分の総和以上の価値をもたらすために必要なのです。

 

人は小さい存在かもしれない。

でもそれは気のせいかもしれない。

 

部分なしに価値は生まれない・・・