僕が文学、社会学、哲学、そして心理学に近い認知行動療法から学んだことから以下タイトルについて書いていきます。
まず唯心論とは、物質と精神は完全に独立しているという見方です。
身体(物質)は年を取ると何が変わると思いますか?ハリ、コシなどですね。
では、年とともに身体が変わるとして、三つ子の魂百までをどう説明しますでしょうか?
僕は、性格は不変だと思う理由は、感情が不変だと思うからです。
「この人何を言っているのだろう」
失礼しましたが、説明させてください。
人は何かことが起きると、不安を感じたりイライラを感じたりします。
それは自動思考によるものです。その後、認知が変わることによって不安が解消されます。
意味がわかりませんよね。説明します。
自動思考とはその瞬間に思った感想、考えです。
☆貴方はJRの駅で椅子に座った瞬間、となりの女の子が席を離れたとします。
自動思考:オレが座ったのが迷惑だったか?
気分:残念な気分60パーセント
認知行動療法では、この自動思考に対して、根拠、反証を提示して適切な思考を導くという流れなのですが、注目するのは、最初の思考、つまり自動思考です。
自動思考では合理的な判断を下すことが難しいです。
何故かと言うと、自動思考は感情の丸出しであるからです。
「オレが座った瞬間友達が来たのかもしれない」
「バイブレーションで電話が鳴ったのかもしれない」
そのように、認知を増やすと合理的な思考法が見えて、残念な気持ちが解消されるという考え方・治療法です。
人間、実は感情に関しては子供のころと全く変わっていないのでは、というのが僕の今の見方です。理性の発達によって、感情の表現方法が変わっただけで、感情自体は不変と踏んでいます。
大人も笑いますし、歌いますし、怒ります。
でも大人は時と場面を考えます。
感情の発達は子供の時点で完成されていると思うのです。
ということで、今は唯心論は支持します。
物質が変わっても心は変わらないので、両者は独立していませんか。
これを科学で説明できないことに、まだこの主張が認められる現状があるのです。
世の中的には唯物論のほうが有力だと思いますが・・・