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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

【私の人生論】打算的に生きることは空しい。空虚だ。

「あれをやればうまくやれる。」

「あいつを利用して、こうすればああなる。よし。」

「ここはあの手を使い、落とす」

 

打算とは勘定すること。

つまり、打算的な生き方とは物事を天秤にびかけ、得するほうを選ぶ生き方。

 

あまり好きではありません。

僕がビジネスマンに向いてないなと思うのは、ビジネスは打算の連続だからです。

僕は最近岡本太郎さんの本をよく読みます。

岡本太郎さんの本は強烈です。2,3ページ読めば迫力が伝わると思います。

 

岡本太郎さんは打算的な生き方は好きじゃないと言ってます。その典型として「結婚」を挙げてます。彼は結婚が好きでないみたいです。同感です。

結婚は形式であって、約束事であって、打算的なのです。

 

僕は一時期、分析を好む性格でした。今でも分析しがちなのですが、なるべく陽気に暮らしたいものです。目標としては、若いうちに人生の軸を作り、そのあとはそれに沿って陽気に暮らしたいのです。テーマは陽気です。

 

打算には人間的な嫌らしさだけでなく、空しさを感じます。

かつてあいのりという番組で、岡本太郎さんを尊敬していたスーザンという方がいます。彼は肝が据わっていて筋の通ったTHE大人という感じの方でした。

彼の影響力は凄まじく、歌舞伎町で歯医者をやっている、アウトローという方の価値観を変えてしまいます。いまだに覚えている印象的な場面があります。アウトローは常に勝ち組でいることを生きがいとしていました。彼は金持ちで不自由のない生活を送り、それが全てと語ります。そしてスーザンは彼に問いかけます。

アウトローの敵はいつも他人なの。俺は違う、常に自分との戦い。」

この言葉が全てを物語っている感じがします。

この言葉は岡本太郎さんの生ける言霊です。

 

僕は最近、小説を読んだほうが良いと考えるようになりました。

新書との違いは”物語”です。

~である。~と考えられる。~だろう。このような文章をいっぱい読んできましたが、何かが足りない。そう思うようになりました。

 

人は物語を必要としています。エンタメ、特にアニメや映画、漫画は物語で成り立ちます。過程と言い換えられるでしょうか。人の心理がどういう場面でどう変わっていくのか、これは論文や記事、参考書などでは表現できないと思うのです。そこに小説の魅力があるのではないでしょうか。

 

まだまだ僕は未熟です。常にそう感じます。

小説をたくさん読んで、豊かに、楽しく生きたいと思います。