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読書日記310

木清『三木清文芸批評集』講談社学芸文庫(2017年)と、

ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟1』光文社古典新訳のつづきを読む。

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こちらの批評集は断片的で読みやすい。

長々とした論文ではなく、エッセイのような形で10分もあればひとつの章を読み終えることができる。

ランダムに開いて読めるような本、かつ内容の深い本である。こういった本は2,3冊手元に置いておきたい。

「文学論」を読む。

 

 

小説は必ず歴史的、社会的なものを排除することができない。

必然的に「形式」が伴うものであり、それは芸術にも言えることだと書いてある。

そのなかでも優れた文学とは何か。

三木氏によれば、小説は「能力」次第であり、時代を超越するのものでありながら「社会的」でもある作品がいわゆる「天才」であると述べる。

 

 

端的に言えば「独創性」というものだろうか。

度々、マルクス等、偉人は「予言者」として格言が引用されることがある。

時代の一歩、二歩先に進んでいるような作品がひとつの条件なのだろうか。

文学論や美学は抽象的ではあるが個人的には面白い。

 

 

ドストエフスキーは着々と読み進めている。

登場人物も頭に入ってきており、いよいよ小説を「楽しむ」段階に入ってきたように思う。

 

 

つづく