人生は草「フクロウよ、聞いてくれないか」
フクロウ「なんだね。草。」
人生は草「本の内容って、誰が書くかでだいたい決まると思うんだ。」
フクロウ「それは、当たり前じゃないかい?」
人生は草「なんだろ、オレが言いたいのは、精神科医ならこういうこと書きそうだな、社長ならこういう事書きそうだな、作家ならこういうこと書きそうだなっていう予想がだいたい当たるんだよ。」
フクロウ「ホーホー。で、なんだい。それが嫌なのか?」
人生は草「嫌というか、つまんないんだよね。書いているのは人間ではなくて、実は職業なんじゃないかと思えてくるんだよ。」
フクロウ「それはどうかな。全員がそうとは限らない。そうじゃないかい?」
人生は草「いや、オレの経験上、だいたいそう。」
フクロウ「ホー。ま、それはそれでいいじゃないの。問題はなんだね?」
人生は草「いいや。ただ聞いて欲しかっただけさ。」
フクロウ「いちいち気にしていたら疲れるぞい。」
人生は草「そうだな。もう寝よう。ありがとう。」