空間とは生存の絶対条件。
証拠になるのかはわからないが、ビックバンがなければ人間は存在しなかった。
空間は普段意識しないが、無視はできない。
僕の部屋には死体のように、読まれた本が転がっている。
まるで死人のようだ。活力を感じない。
そういう時こそ「空間」ではないだろうか。
言い換えれば、空間が物に生命を吹き込む。
空間を大切にすれば本は生きる。
お店の陳列が大事なのは、そういうことではないだろうか。
本だけではなく、物には空間が必要という事だろう。
もちろん人にも空間が必要だ。
ところで、「狭いところが好きなんです。」という人はどういう状態なのだろうか。
空間は小さくても大きくても駄目なのだろうか。
何が空間を決めるのだろう。
そこが気になる。