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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

ショーペンハウアー『読書について』を読みました

「多読すると考える力が失せる」

「世のほとんどの本は悪書だ」

ドキッとしちゃいますね。今の僕じゃないですか。

 

本に対する本をいろいろ読んできた中で、共通していた意見は以下の通りです。

・二度読みなさい

・鵜呑みにしては駄目です

 

まあ当たり前でしょうけど。

そんなことはどうでも良いのです。

 

「最近世に出る本は悪書ばかりだ。たいてい、大衆受けを狙ったものだ」

これ、1788年に生まれた人の発言ということを考えると、だいぶ昔から本って量産されてきたんですね。で、今新潮文庫さん、中公文庫さんなどの古典って、そんなに多くはないですよね。ということは、やはり悪書というのはどんどん淘汰されていったのでしょうか。

ブックオフに行くと、10年くらい前のビジネス書が100円で売られていますね。逆を言えば、「たったの10年で」100円になり下がってしまうほど内容の薄い本であるということなのでしょうか。

 

良書は100円であるはずはないですよね。納得です。