読んだ本
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メモ
なし
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日記
三島由紀夫は、小説家はなりたくてなれるものではない、仕方なしになったと感じている、と話す。
その後100ページくらい夢中になって読み進めた。
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細部までは分かりかねたが、主旨は概ね理解した。
文脈から察するに、小説はテクニックではない。
三島由紀夫はゲーテやフローベールを例に出し、世界に対する洞察力、学問的な知識の必要性を説く。
あらゆる仕事は自分に合わないとハッキリ理解してから作家になるがよい、そのように語る。
森鴎外だけは例外だと話す。
三島由紀夫の自伝はまだ読んでいないが、大蔵省をすぐに辞めていることから、何らかの信条と反するものを職場で強く抱いていたのだろうと察する。
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三島由紀夫は始終、ジョルジュ・バタイユを称賛する。
『マダム・エドワルダ』と『わが母』に関しては数ページに渡って軽く解説をしていた。
キリストとエロティシズムに関するややこしい話であり、個人的には理解に及ばなかった。
また、トーマス・マンのいう芸術の定義をよく読めば私 (三島由紀夫) の言いたいことは分かると話す。
時間があればマンの『講演集 リヒャルト・ヴァ-グナーの苦悩と偉大』を読んでみようと思った。