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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

『きみの正義は社労士』を読んでも、不利な立場(労働者)で困っている人を救えると思えない。

だって、顧客はその「労働者」を扱う企業側なのだから。
そりゃ法律に沿って、守られるべきものは守られる。
しかし。
やはり対価は企業に利益を与えてこそだ。
労働者を救うことと企業に利益を与えることは一致しないかもしれない。
それでも問題に挑み続ける主人公は凄い。

この主人公の原動力は何なのだろう。
何がしたいのだろう。
誰の役に立ち、何を与え、何を達成したいのだろう。何故それをやるのだろう。
ああ。
俺はいつも答えを見つけるから駄目なのかもしれない。
だって、答えのない問題は無限にあるのだから。