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読書日記1109

読んだ本

リチャード・O・プラム『美の進化』白揚社 (2020)

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日記

 

220項弱まで読み進めた。

もう少しで読みきれそうなところまでたどり着いた。

 

 

220項あたりは性の生々しい話が書かれていた。

新しい発見や事実が書かれていたが、これを汲み取って進化論にどう応用できるか、それは本書の最後まで読まなければ分からないと感じた。

「本書の後半で詳しく述べる」と書かれていてはいるものの、そこまであと何時間読めばいいのか、と気落ちしながらも、こういうものはやはりちまちま読んでいくしかない。

そういう読み方でようやく220項あたりまでたどり着いた、という読み方である。

(2時間以上読み続けられるのはやはりまれにしかない。)

 

・・・

 

人間では考えられないが、メスのカモは強制的な交尾(人間でいう強姦)に対する物理的な耐性を持っているのだそうである。

オスのペニスが入ってきても奥まではたどり着けないような入り組んだ構造となっている。

それへの対抗策か、オスのペニスもまた奇妙な形状をしており(ガラスを使った実験では、ペニスがいかにして入り組んだ構造のなかを進むことができるか示されたが限界もまら示された)、いかにして子孫を残すかしか考えていないと思わせるような、奇妙な進化をめぐる話が書かれていた。

 

 

さらに、以上の状況に加えてメスが選り好みできる状況にあると書かれていた

このあたりはもう少し読まないと見えてこないので次回以降にまとめたい。

 

 

また、そもそも鳥の95%ほどはペニスを保有しておらず、何故カモに限ってこういうことになるのか、そのあたりもまだ今日の読書では分からなかった。

 

 

・・・

 

 

進化論も読めば読むほど意味が分からなくなってくる。

自然淘汰という言葉はもはや単一の意味ではなく、「競争」という言葉と同じくらい曖昧なものでしかない。「進化」という言葉もしかり。

一般的には、生命の役割は「子孫を残す」という答えがあるかもしれない。

ところがこれですらも今の自分では意味が分からなくなってきている。そもそも子孫を残すために生存確率が下がるような進化のパターンがあるからである。

 

 

 

美のためなら死ねる。享楽のためなら死ねる。そう考える生命が人間以外にも存在するということなのか。

 

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