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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

読書日記739

読んだ本

リヒテンベルク『リヒテンベルクの雑記帳』作品社(2018)

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メモ

 

なし

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日記

 

 

哲学的でかつ刺激的な文章が多い。

当たり前のこと、日常的なことに関する記述が多く、アンテナの感度の高さを思わせる。

 

例えば、日常的では当たり前ではあるが、科学的に解明されたとき、その式などが実にきれいなことがままある。

人は凡庸なことが当たり前であると考え、見過ごされがちだが、それを「証明」するにはものすごく深い知識が必要とされることにある種の神秘性を感じた。

 

・・・

 

リヒテンベルクは自由意志について触れていた。

物事が生起するには原因を必要とする。

しかし、認識としては自由であるという感覚を人間は持っている。

 

 

リヒテンベルクはこれをひっくり返して考えた。

つまり、「原因⇒結果」という形式を放棄しなければ自由意志など成り立つはずはないではないか、という内容であった。

 

 

ちょうどヒュームについても多少の関心を持っているのでこのことを当てはめてみたいと思った。

 

つづく