完璧主義は逆説的に、無駄を排除しきれていない。
○○しなければならない、という信念、いや、狂気にとらわれている。
それは、合理と相反するものである。
例えば、「あと1時間で終わらせる」と必死に作業をやるときについて考える。
人は200mですら、最大速度を維持したまま走れない。
作業にもよるが、これと同じことが言える。
もし、20分につき2分程度身体を休めれば最大のパフォーマンスが出せる場合、完璧主義はこの事実に盲目になる可能性がある。
つまりは、視野狭窄を招くおそれがある。
そのために、実は非合理的な仕事をしてしまう可能性をはらむ。
完璧主義は疲労のもとである。
つづく