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価値と評価の相互作用について

希少性に関する考察を深めていきたい

 

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参考文献:ロバートテッカー『分析美学入門』勁草書房 2013年

 

価値の性質について、別の視点を考える。音楽で考える。

・聴くことそれ自体を目的とする

・作業が進むように聴く、つまりは目的が道具的なもの。

 

などがすぐに挙げられる。

それに対し、評価の軸も複数存在することが考えられる。

 

仮に、

A・・目的としての音楽

B・・道具としての音楽

とすると、「評価」の軸は、

 

・Aに対する評価

・Bに対する評価

・AかつBに対する評価

・AとBが割合を持ったような仕方での評価

 

と導き出せる。

 

単純に2つ例に出しただけでも4通りの軸が出された。

これが複雑になると、もはや何に価値を見出しているのかすら分からなくなるのではないだろうか。

 

 

つまりは、価値と評価には気が遠くなるくらいの相互性、複雑性が孕んでいるように僕は見える。

ますます「希少性」というものがぼやけてきたように思えた。

しかし面白いので、今後も考えていきたい。

つづく