はてなブログ大学文学部読書研究科

読書と哲学がメインです(毎日更新)

読書日記661

読んだ本

水木しげる『ねぼけ人生』ちくま文庫(1999)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メモ

 

なし

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日記

 

水木しげるの本が気になった。

『人生をいじくり回してはいけない』は新入社員の頃に読んだ。

たしか、戦争で片腕を失った話がそちらでも語られていた気がしたが、本書でも戦争について語られていた。

 

 

水木しげるは面白い人で、すぐ仕事をクビになったり、51人中50人うかる入学試験に落ちていたりする。

一方で、楽天的でいられたから戦後も強く生き抜いたのだなと考えさせられるものがあった。

「盲目であることの才能」といった表現を三島由紀夫が『沈める滝』のなかで書いていた。

オプティズム(楽観主義)とは見なくてもいいものを敢えて見ようとしないことの才能なのである。

 

 

私は考えすぎる。

馬鹿みたいに考えすぎる。

本書を読むと、私のような人間は戦地へ赴いたところですぐに死んでしまうだろうと思わずにはいられなかった。

 

 

楽天であることは才能だと感じた。

勿論悲観的であることもまた人間なのだが。

 

 

強さとは、ある一面では楽観でもあるのだなと思わされた。

 

 

本書は定期的に読み直すことで力を与えてもらえるだろう。