こちらに付け加えたい。
この本では直感に関しても言及されていた。
人は危険を察知した場合、40ミリ秒以内に論理よりも本能が働く。
つまり、論理は万能ではない、というお話を量子論にまで遡って説明されていく。
アリストテレスから始まった「線形的」な論理学は量子で行き詰まる。
アインシュタインですら理解に苦しんだみたいである。
換言すれば、論理だけを頼りにしていた科学のひとつの限界点であった。
そして見直しを余儀なくされた。
ただ、人類は量子論を打ち立てた。
まさしく「直感的」な能力のおかげだろう。
ゲシュタルトのように、人間には1からでは説明できないような力を秘めている。
それは半ば人工的な「論理」を突破する、「非線形的」で「ホリスティック的」な「直感」であると僕は思った。
つづく