昔、音が鳴っている棒に別の棒を近づけると、その振動が棒に伝わるという面白い理科の実験があった。
この原理はストレスという枠組みにも応用できると考えられる。
それを説明する為に、美について書いていく。
美しい景色を見て何も思わない人はおそらくいない。
美は普遍的、つまりは誰もが等しく平等に経験できる認知経験であると思われる。
そして、美は「調和」や「整合性」と関わる。
何故美しいと思うのかは不明ではあるものの、人は調和のとれたものに惹かれることは否定できそうもない。
雑音や雑念がストレスになるのは、おそらく整合性がないからである。
共鳴のように、美に触れること、つまりは調和のとれたものに触れることでリラックスできるとするならば、ストレスを減らすには調和のとれたものに触れれば良いということになるうえ、それは普遍性があるように思われる。
つづく