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『コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線』読了

の続編が今月新たに新書で出たということで、今回は第一回のこちらを読んだ。

そうそうたる著名人の意見が聞ける本である。

 

なかでも特に印象的だったのが、歴史学者の藤原辰史氏である。

"これまで私たちは政治家や経済人から「人文学の貢献は見えにくい」と何度もしかられ、何度も書類を直され、エビデンスを提出させられ、そのために貴重な研究時間を削ってきた" P90

”アドリブの利かない痩せ細った知性と感性では、濁流に立てない" P91 

 

僕は当然ながら、人文学の軽視に慎重派のタイプである。

近年、想像力の欠如による副作用が、様々な社会現象として現れている。

刺傷事件、医療崩壊、格差問題、、、、

現場を見ることと、想像力を働かせることの大切さを学んだ一冊であった。