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自己肯定感について、専門用語で解説します。人のせいにしていたら問題は解決しない。

うしても納得いかない人へ。

以下の続き

nainaiteiyan.hatenablog.com

 自己効力感の定義(≒自己肯定感)

「ある行動がある特定の結果を生み出すという予測(結果予期)のもと、その行動をうまく行うことができるという確信(効力予期)をどの程度持っているかという認知を自己効力感という。」

参考図書 : 『エッセンシャル心理学』ナカニシヤ出版 2020年3月発行

 

何か出来事が自分の身の回りに起こると、人は二種類の要因を考える。

外的な要因か。内的な要因か。

外的な要因とは、○○のせいだ。と思い、自分じゃないことに原因があると考えること。

内的な要因とは、自分のせいだ。と思い、問題の原因を自分にあると考えること。

 

それはつまり、問題を自分でコントロールできるかどうか、というお話になる。

これを統制の所在(locus of control)という。

 

要因を外に求める人は、問題を解決する行動に移ることが少ないと、本書でハッキリと示されている。

 

つまり、「人のせいにして生きる」ことは、学問的にもあまりよろしくない行動だと考えられる。


(ゼロか100か、ではないので、時には人のせいにすることも必要。念のために、、)