つづきを読み終えた。
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感想
相対的な負ではなく「絶対負」の精神が語られた。
正の反対ではなく、正をつくる負というものが「生命の燃焼」の原理であるということを理解できた。
負のエネルギーは正のエネルギーよりも上回る。それが三島由紀夫、内村鑑三の精神を貫くこと、そしてそれが菌という地球上の生命を支える原理と相似関係にあることを学びとれた。
幸福は脆いと執行草舟氏は語った。
逆説的には、幸福は追い求めるべきではないということは個人的にもこのブログに書いていた。本書を貫く哲学と共鳴する素地のようなものが自分にもあった為にすらすらと没頭して読むことができたように思う。
負のエネルギーを文学としていかに表現できるか、ということを少し考えてみたいと思うようになった。
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