神話というと、なんとなく胡散臭さを醸し出すので、僕は芸術である、とここで言ってみたいと思います。
それは音楽からダンスまであらゆる人間の文化的活動をさすものと考えています。
ボルヘスは、言語が不完全であることを指摘しています。
僕なりに解釈すれば、それはつまりこうではないでしょうか。
人間が言語について考えるまさにその時、「言語」を使って思考するわけです。
つまり、言語の性質を言語で説明するという、再帰的であり自己矛盾である状況が生まれているわけです。
このことから察するに、言語自体を解明しようとする研究分野におぃては、まもなく限界が見えてくるのではないでしょうか。
少し前に、意識について説明するには新しい数学を必要とする、といった文章を読みました。
数学の驚異的な点はここにあると思います。
言語をこれ以上飛躍させても宇宙の構造はおそらく見えないところが、数学を突き詰めればもしかするとなんらかの新しい現象を解明できる余地はあると思うのです。
少し前にこのことについて考えた僕の記事があります。
とまあ、だらだら語りましたが、
芸術には言語を超える何かを僕は感じています。
というのも、間違いなく芸術は世界の普遍的な共通言語であると思うからです。
つづく