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タイトル・マーケティング・パラレリズム

パラレリズム[ 英: parallelism] とは、平行関係、平行体といった意味をもつ。

数学的には、直線が決して交じることのない関係を示す。

 

 

 

広告ではキャッチコピーがとにかく大事である。

以前、noteのほうに書評を書いた。

 

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

人は平凡なタイトルに気が引かれない。

それはつまり「平行」であって、両者が交差しないということではないだろうか。

 

 

線と線が交わるというのは比喩で、つまりは、

この文脈において、交差とは、キャッチコピーと人が接点をもつということである。

 

接点がない ≒ 平行

 

とみなせる。

もちろん、関数上では接点をもたない関係は他にもあるので「=」とはしない。

 

 

「平行」という言葉には、様々な意味があるように思われる。

「議論が平行線で終わりが見えない」

という表現もなされる。

 

 

ところが面白いことに、平行という概念には、

新宿駅のように、様々な概念が「集まって」いるようみえる。

平行という意味には「相容れない」や「交わらない」という意味があるのに、概念には様々な別の概念が「交わる」という現象が見受けられる。

つづく