こちらも参照を。
参考文献:ジョルジョ・アガンベン『スタンツェ』ちくま学芸文庫
端的に言えば、「認識の不可能」である。
例えば、
「彼女が欲しい」
というのは、
「気持ちの表明」
に過ぎず、
具体的にどんな人かを記述はできない。
大澤真幸氏は、
「還元不可能」といった表現で、認識の対象(つまりは恋愛対象)の記述不可能性について論じた。
言い換えれば、「特徴」を記述できないことである。
・髪が長い
・背が高い
・頭が良い
これらをいくら記述しても人間を再現できない。
だから不可能なのである。
つづく