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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

2022-01-04から1日間の記事一覧

2022年正月の記事まとめ

明日以降はてきとーにのんびり暮らします。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com na…

本気で常識を疑いにかかる

自己啓発本に「常識を疑え」と書いてあるのはたまに見る。 しかし、生易しい方法で疑うことに意味はない。 世の中は知覚できないほどに、見ることができないほどに、事実が隠されていたり、巧妙に正当化されていることもある。 例えばこんな例がある。 「感…

読書日記13

仲正昌樹氏の『アーレント「革命について」入門講義』作品社をさらっと読む。 冒頭に、「アーレントの本は政治哲学というよりかは、思想的なものがメイン」と書いてあるように、たしかに『人間の条件』や『責任と判断』は実践を意識したような本ではなかった…

思考実験から「やりたいこと」を哲学する

「あなたの夢はなんですか?」 A氏「医者です!!!」 これを検討する。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 思考実験:催眠 A氏、B氏の二名が教室で勉強をしている。 B氏はA氏に催眠をかける。 A氏は勉強道具を全てゴ…

「勘違い」は理性と感情の接続エラー

と僕はみる。 恋愛で例える。 「優しくされると好きになる」 というお話はよく聞く。 裏を返すと、 「優しくされなければ好きにはならない」とも言える。 愛というものは、今の僕の考えでは、 「相手の喜びは自分の喜び、相手の不幸は自分の不幸」のようなも…

分配について考える

2020年の労働人口は6000万人強とされる。 14歳以下の人口は約2000万人。 つまり国民の6割以上は、働いている人またはこれから働く人である。 経営側からすれば、賃金の上昇はあまり嬉しくはないと思われる。 そして、セルフレジの普及はコスト削減の一貫と思…

エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』読了

読み終えたとき、このタイトルの意味について考えた。 端的に言えば、「皮肉」に近い。 この本はフランクフフルト学派、フロム氏が書いた。 フランクフルト学派は、ナチズムは何故起きたのか解明しようとした学派のことである。 長くなるので短くまとめ、最…

読書日記12

まずは仲正昌樹氏による『アンチ・オイディプス』の入門講義(作品社)を読む。 入門書ですら、何を言っているのか分からない箇所が多数ある。朝から頭を悩ます。 僕なりの解釈をするとこうである。 「欲望には主体がない」という記述を見る限り、欲望は「受動…