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克己。
自分の欲望に打ち勝つこと。
岡本太郎は自分自身に打ち勝ち生きがいを貫くことが人生だと書いた。
ただ、歴史的、人類学的に見ればどうなのかと思うところもある。
官僚制。
自制が美徳とされるのがこの資本主義社会の一側面ではないだろうか。
どう考えても自制が人間らしい生き方だとは思えない葛藤が今の自分にある。
しかし、一旦タガが外れると動物的になるのが人間である。
この世界では自制することでようやく、ギリギリのところで動物から一歩離れることができる。
私はそう思う。
近代以前の認識論が正しいとは言わない。
しかし近代以降の認識論も正しいと思えない。
認識論も中庸に向かうべきである。
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