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社会保障というものは言うまでもなく、技術や公衆衛生、医療の発展による高齢化に伴う労働人口の相対的な減少によるものだと思われる。
成田氏は、そんな状況の打開策として「集団自決」というやや過激な解決策を結論として提出する。
三島由紀夫は45歳で自決している。
その詳細は不明ではあるが、戦時中に彼が『葉隠』を愛読していたことは事実である。
何のための医療なのか。何のための社会保障なのか。
私も社会保障の恩恵に預かっている身であり、説得力は全くないところでむしろ反感を買ってしまいかねないが、それでも成田氏の発言には少なくとも賛同できるものがある。
うまく説明できないが、日本は長生きというものを美化し過ぎてはいないだろうか。
平均寿命で誇らしげになっている向きはないか。
その影では次世代の若者が学費の高騰で大学を諦めるものもいて、なかには借金を背負ってまで大学に生き、夜は風俗で働くという女子大生も数多にいる。
クレイジーだと思わないのか。
保険。資産運用。そして保身。
なにが第二の人生だ。
死と向き合わず、絶えず死から避けようとするその卑しさにうんざりする。
三島由紀夫の美学から学ぶことは多い。
そして成田氏の見識の幅広さには敬服する。
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