読んだ本
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メモ
なし
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日記
最近、メルカリのほうは順調に売れているがシェア本棚のほうはめっきり本が売れない。
実店舗の厳しさを実感しつつある。
そんななか、本書は救いとなるのかならないのか分からないが、同じ境遇にいる人間として読ませてもらった。
・・・
本書では月が変わるごとにジョージ・オーウェル『本屋の思い出』から、オーウェルが書店員として働いていた時のエッセイが引用される。
これが非常に面白く、吹き出してしまった。
「初版本マニアがかならずいる」
これは真である。
そして理解不能なのである。
私もメルカリでは幾度となく初版本マニアとやりとりを交わした。
オーウェルは本屋を愛したが本屋をやろうとは思わなかったそうである。
本書にはお客さんや古本にまつわる楽しい話で盛りだくさんであった。
とても面白い。
(現場側からしたらたまらないのだろうけれども)
一日あたり、7、8人しか来店しない。
この市場の狭さ、需要のなさが致命的だと思う。
それでも本を求める人が消えることはない。
働きアリのそばでサボっているアリがいつも一定の割合で存在しているかのように。
この見えない法則はいったいなんなのか。
つづく