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読書日記552

読んだ本:

上野千鶴子/鈴木涼美『限界から始まる』幻冬舎 (2021)

つづきを読み進めた。

 

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メモ

 

上野千鶴子氏の定義)

天職・・・・無償でもやりたいこと

職業・・・・自身の専門性を生かす仕事

仕事・・・・給料を貰って行う仕事

 

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日記

 

 

240ページほどまで読み進めた。

テーマは自立や連帯に移った。

先日は、消費されて使い尽くされてしまう「消費財」としての作家人生をどう生きていくのか、という上野氏の問いかけを読んだところで疲れてしまい読書をストップした。

 

 

その答えとして、鈴木氏は母親からアドバイスされた言葉を引用した。

あとから来る人の道路であり橋であったり、避難所となるような仕事をしなさい、といった内容であった。

上野氏も同様に、弟子に対して時代や流行に左右されないように実績を蓄積しなさい、とアドバイスを送っている。

 

 

 

売れっ子の作家には様々な仕事の依頼が舞い込むことが本書を読んで分かったが、その全てを安易に受け入れはせずに、自分なりの道から外れているような仕事は断っているようである。

 

 

安全牌として、なんとなく仕事を振ってくる人間がいるということであった。

確かにそのような仕事ばかりしていると、「限界効用逓減の法則」にしたがって作家の価値がなくなっていく。

 

 

自分の筋を通さなければならないのは文筆家にも言えることがわかった。

本書はいろいろなことが学べる。

次は育休や男性中心主義について考察していきたい。