はてなブログ大学文学部

読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

読書日記535

読んだ本:

引用元:版元ドットコム

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メモ

 

省略

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日記

 

 

今日も読み進めた。

今日は絶滅に瀕している生物の状況について違った視点からの話を読むことができた。

 

 

「数百万種類もの生物が絶滅の危機にに迫られている。」

人はセンセーショナルな話題になると、理性を越えて感情が揺らぎ、事実を客観的に見られなくなってしまうことがなきにしもあらずではないだろうか。

 

 

「誇張された絶滅」の章において、地球で誕生した種の多様性はこれまでに発生した大量絶滅によって失った種の数を大幅に上回ることが書かれている。(86項あたり)

 

 

そして、ここで忘れてはならないことがある。

そもそも、まだ発見されていない種はどれほど存在するのだろうか。

また、年間を通して新たに「新種」として発生する個体数はどれほどにのぼるのだろうか。

 

 

これを人間が「正確に」把握できると思うだろうか。

私はそう思うことができない。

深海の研究がそこまで進んでいないにもかかわらず、なぜ地球規模の個体数を把握できるというのだろうか。深海にも莫大な数の種が存在しているはずである。

 

 

人間は「何百万」という言葉に弱いのかもしれない。

 

本書には、「維持」することよりも「増やす」ことのほうが論理的であるといった趣旨が書かれていた。

環境保護主義の人間はそのあたりの知識はどうなのだろうか。

 

 

世に訴える前にすることはいろいろとあるのかもしれない。