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読書と哲学がメインです。(毎日更新中)

読書日記516

今日読んだ本:

モーリス・ブランショ『文学空間』

三砂慶明『千年の読書:人生を変える本との出会い』

三砂慶明 編 『本屋という仕事』 

牧野洋『官報複合体』

デヴィット・グレーバー『ブルシット・ジョブ:クソどうでもいい仕事の理論』

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メモ

 

過剰な供給が発生すると人は人工的に需要を作り出す

 

 

需要<供給

⇒ブルシット・ジョブが生まれる条件(?)

 

ある技術がある職種を淘汰する

⇒分業不可能性への不可避性

 

「人々が社会的に価値があると思えば思うほど、そして実際に社会的に貢献度が高ければ高いほど不条理にも賃金は低くなる」

 

 

もはや経済学のみでは太刀打ちできない問い

・なぜブルシット・ジョブが存在しているのか

・なぜ社会的貢献性と賃金は相反していくのか

 

 

『孤独なボウリング』

アメリカの主導した消費社会が社会関係資本を劇的に減らしたことを明かにした本。

 

社会関係資本・・・・「社会的ネットワークおよびそこから生じる互酬性(文化人類学用語:受けた贈り物に対して、非等価の贈与を行うこと)と信頼性の規範」

 

新自由主義が加速すればするほど人々が「孤立」することを示唆。

 

 

オーストラリア先住民、アボリジニの長老「白人の法が倫理性に欠けるのはそれが紙に書かれてるから」

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日記

 

『千年の読書』は様々なジャンルの本の情報を横断的に、かつ体系的に分かりやすく説明してくれている。

非常に読みやすい。

もう少しで読了。

 

 

『本屋という仕事』では、正社員として働くことに無意味さを感じてしまう人の話が語られた。

共感できるところがあった。

車は生産し続け、売り続けなければ会社が倒産する。

二酸化炭素を排出しつづけ、環境問題にも関与している。

この無意味な生産と消費のサイクルに思うところはあった。

本とて例外ではないことに注意したい。

 

 

本と民主主義について少し考えた。

本はYoutubeやその他メディアとはやはり別の、ある種の特権を秘めている。

アナログという独立性。

どこで誰が何を読んでいるのかはビッグデータの力でさえ把握することはできない。

本屋で買った人のみがゆっくり、どこでも読むことができるという「機密性」を持っている。

これは見逃せない。

 

 

本は必ずしも政治と関わるべきではないにせよ、本は政治的な側面を持ち、一方で別の本は全くそうではないこともある。

この多面性、多様性というものはやはり本の力ではないだろうか。

日々本に関わる仕事に関心が強まる。