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読書と哲学がメインです。(毎日更新中)

島田潤一郎『あしたから出版社』読了

一人で出版社を立ち上げる。一人で書店を開く。

普通に考えて、そういうのは業界でしばらく正社員として働いた人でないとできるはずない。

この方は例外で、TSUTAYAでバイトをしながら小説家を目指していた。

そんな経歴が書かれていたので気になって読んでみた。

 

 

あっという間に250ページを読み込んだ。

読み終わり、絶望的な気分になった。

 

 

あまりにも絶望的になったので特に感想を書くことがない。

 

 

少し時間が経ってから、本と未来について考えてみた。

例えば自分はメルカリで読んだ本などを出品している。

高値で売れるのでまた新しい本が買える。

 

 

ただ、出版社からすればあまり良い話ではないのかもしれない。

例えば、私のページから購入した人がまたそれを別の人に売る。

そして、私のような人間が増えれば増えるほど中古市場が活発になる。

ますます新品で買う理由が無くなるかもしれない。

ただ、新品で買ってもお金が返ってくることで新品を買う動機付けにもなるのかもしれない。

 

 

そこは統計的なデータが示してくれるが、今は調べる気にもなれない。

 

 

商業と本の相性の悪さを再発見した気分になった。

また、技術が本当に人のためになっているのかということですら懐疑的になってしまった。

 

 

読み終わってからはずっとそんな気分である。