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読書日記477

ラトン『法律 (下) 』のつづきを読む。

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

競技の具体的なルールについて語られた。

端的に言えばマラソンのようなものであった。

細かい取り決めに関しては割愛する。

 

 

次に性の問題について再び語られた。

『国家』と『法律』は両方とも迂回しながら、かつ反復しながら前へ進んでいく仕方で議論されているように感じる。

 

 

内容としては、友情の種類について、同性愛について、そして愛と節度について語られた。

似た者同士の友情、相反する者同士の友情、似た者と相反するものが混合する友情を挙げた。

プラトンはこれらを特段批判してはいないが、次の同姓愛については「自然に反する」という理由で否定している。

 

 

また、愛欲をいかに抑制すべきかが繰り返し語られる。

ここでは結論が出ていない。

市民の堕落ぶりを指摘し、これを法律によっていかに抑制すべきかが延々と語られるが、目次を見る限り、婚姻に関しては再び300項以上で語られる。

 

 

プラトンは、愛欲が強い人間は「自分自身に負けた者」と表現した。

 

 

以上、今回はあまり具体的な話に踏み入らなかったが140項までのまとめとしたい。

 

 

つづく