はてなブログ大学文学部読書研究科

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読書日記441

ザリーン・ヴァンデアフリートオルーミ『私はゼブラ』のつづきを読む。

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

 

モーリス・ブランショアラン・バディウ、ルイス・ボルヘスベンヤミン

主人公は複数の思想家や文学者の言葉を引用する。

初めて読んだ頃はこれらの名前を知るはずもなかった。

それほどに私は無知であったが、二回目の読書でようやく拾うことができた。

これは率直に嬉しい。

多読の醍醐味を味わうことができた。

 

 

"「文学は世界に向かって光を送り返す、過去の残滓だ。」” P115

この表現には痺れた。

ブラックホールのように虚無で、あらゆるものを無価値化するニヒリズムの世界に対抗できる力は文学にあるという、壮大な哲学的表現だと感じた。

 

 

最初から最後までこのような哲学的な要素の多い本書は、私にとっていよいよ死ぬまで手放せない本になろうとしている。

 

 

つづく