フランツ・カフカ『城』のつづきと、
アザリーン・ヴァンデアフリートオルーミ『私はゼブラ』のつづきを読む。
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カフカの小説は『変身』でも見受けられたように、物凄く描写が細かい。
おそらく1分間の出来事であろうことにも延々と何ページにもわたって語られることもしばしばあるように感じた。
小説の世界に没頭しつつも、どういう気持ちで小説を書いたのか、そういうことにも思いを巡らせる。
『私はゼブラ』は、詩的で考えさせられることの多い小説だ。
時々詩人や思想家の言葉が引用される。
それを著者が咀嚼し、別の表現で体現する。
すべてのあらゆるテクストは突然変異体だ、という表現にしばらく見入った。
これからは、午前中は文学に浸る習慣に切り替えたい。
つづく