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読書日記372

ートたけし『新しい道徳「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか』幻冬舎 (2015年) を読む。

昨今の報道の自由度ランキングが低い日本において、忖度なしのビートたけしの言葉はストレートにこちらに向かってくる。

(2022年報道の自由度ランキング:日本71位/180)

 

 

そもそも、何故ビートたけしの言葉は力強いか。

端的に、頭が良いからである。

今10代の方は知らないかもしれないが、かつて平成教育委員会という番組があった。

番組内では、ビートたけしは先生兼司会であった。

ビートたけしは数学が得意である。

 

 

本書において、道徳とフラクタルについて言及されていた。

"道徳はフラクタルだ。"P50

 

 

子供同士仲良くやることを学校では教える。

子供がナイフを持っているからといって、別の子供が身を守るためにナイフの所持を認められるか。あり得ない。

ところが、大人の世界はそうなっていない。

ビートたけしが鋭く指摘する。

「それは筋が通っていない」

これには同意する。

 

 

哲学者の池田晶子は、道徳は社会的な規範であることを指摘していた。

倫理と道徳は似て非なるもの。

なぜ倫理を小学校で教えないのだろうか。

なぜ「道徳」なのか。

 

 

法律に詳しくないので断定はできないが、戦争の名残りなのだろうか。

「まえならえ」「起立」「右へ回れ」「休め」

道徳も時代遅れになっていないだろうか。

 

 

つづく