米山伸郎『知立国家 イスラエル』文春新書 (2017年) を50ページほど読む。
本書には経済成長するイスラエルに関する情報が詰まっている。
20世紀は圧倒的に日本が優位にあったが、近年はそうではないという。
アメリカはそんなイスラエルに注目し、ウォーレン・バフェット氏を中心とした投資家が資金を投入している。
マイクロソフトもイスラエルに進出しており、現地で優秀な人材を獲っているのだそう。
100万人あたりの博士号取得者数は約100人。日本も約100人であり、アメリカの約300と比較すればそれほどではないように見えるが、人口1人あたりの研究費やノーベル賞、教育費、起業者数はトップクラスであるとのこと。
本書を読むと国が研究機関や教育に対する積極的な投資が功を奏しているように
見える。
これはのちほど確認していきたい。
教育対してに積極的に国は投資すべきかどうかは、否定論者もいたが個人的にはそれはある種の諦めであるようにも感じる。
何事も情熱を持っていれば前へ進めるという普遍的な事実を見逃しているような気にさせる内容であった。
つづく