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読書日記251

匡人『日本人として読んでおきたい保守の名著』PHP新書(2011年)を読む。

保守という言葉はなんとなくわかったつもりではいたものの、もう少し知りたいと思い読むことに。

 

 

本書はPHP新書15周年の企画で発案されたものであり、長い時間をかけ入念にどの本を取りあげるか選別された。

そのうえでバーク氏が一発目に出てくるということは、それだけに値する人物であることを意味すると思われる。

第一章はフランス、エドマント・バーク『フランス革命についての省察』を扱う。

 

 

この本は近年、光文社古典新訳文庫から新しい訳が出ている。中型以上の本屋さんであればすぐに入手できると思われる。

著者によれば、イギリス元首相やアメリカのたジョージ・W・ブッシュ元大統領もバーク氏を尊敬し、彼の本を読み込んできたという。

 

 

世界ではバーク氏よりもマルクスが歓迎された。

日本においてもマルクスに関する本は膨大にある。

バーク氏はマルクスを「詭弁家」と批判した。余談にはなるが、池田晶子氏もマルクスヘーゲルを理解していないと批判する。

 

 

彼の思想を端的に表す文は以下の点であると思われる。

"保守しながら同時に改革すること"

"何らかの変更の手段を欠く国家は、自己の保存のための手段を持たない。"

 

 

バークは、保守というものは時間的な制約が必要であるという、「時効的憲法」を唱えた。

著者は、公訴時効撤廃はこの概念に欠けることから「保守の敗北」と表現した。

 

 

以上、バークの基本的な部分をさっと学んでみた。

「保守とは何か」と聞かれて分からない時は、本書を読んでみることをおすすめしたい。

 

 

つづく