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私たちはどこまで自由か

共政策の手法として「ナッジ」というものがある。

 

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

完全に否定するつもりはない。問題の解決手法のひとつとして、取り入れるべきとは感じる。

ただ、これは塵も積もれば「誘導」から「洗脳」に変わり得る。

私たちは、何かをすることで何かを「提供」している。

もうそんな時代だ。

 

 

何かを検索すればそのデータを「提供」することになる。

マッチングアプリの行動履歴等のデータは相手に「提供」することになる。

転職サイトにおける個人のデータも必然的に相手に「提供」することになる。

何かを無料でできる時、何かを相手に「提供」している確率が少なからずある。

 

 

シンクタンクGAFAか、どこにその情報が提供されているのかはさすがに分からないが、日々は私たちは無償でデータを提供している。

町へ歩けば数千個の「監視カメラ」が待ち構えている。

勿論、普通の人はそこまで気にするようなものではないかもしれない。

ただ、アナキスト気味の僕からすれば「異常」でしかない。

 

 

そしてこの「ナッジ」が人の「無意識」に働きかける。

そのなかで、「自由」に行動できていると言えるのだろうか。

私たちは「自由意志」を持っているのか。

 

 

こんなことを気にするのはナンセンスかもしれない。

ただ、データが売られていることは間違いなく現実であり事実である。

 

 

つづく