昨日全部観終えたので感想を書きたい。実話をもとにつくられた映画である。
画像引用:映画.com
http://www.eiga.com/movie/89008/
あらすじ
舞台は1970年代アメリカ。
ルース(画像右)は努力が実りハーバード法科大学院に合格する。
その後、夫の職の関係でニューヨークにあるコロンビア大学ロースクールへ編入。
ルースは首席で卒業できたにも関わらず女性差別が原因で法律事務所に就職できず、大学で性差別に関する講義を受け持つ。
ある事案をきっかけに、ルースは立ち上がりアメリカの運命を変えるべく連邦裁判に挑む。
晩酌しながら娯楽として観ていたので細かいセリフを忘れてしまった。
今日改めて思ったことは、この裁判は結果的にアメリカ国民の差別意識を少なからず変えることを達成したようにみえる。
差別に関してはまず「偏見」と区別するべきだと主張する乙武氏の考えを僕は支持する。
差別は進学、就労等の「機会」を制度的観点から不当に扱うものだと僕は考える。
それに対して偏見は「どうせ○○でしょ?」とレッテルを貼る行為にとどまる。
そして僕は思い出す。性差別問題といえばやはり日本の上野千鶴子氏である。
「意識は形式によってのみ変わる。」
僕は正しいと考える。
そうでなければ、一体何がアメリカ国民の差別意識を変えたのだろうか。
僕は、不正に立ち向かうには勉強と行動が大事だということを改めて認識する。
破壊行為は幼稚であり何も変えない。
何か不条理な行為を受け、怒りを覚えた方におすすめの映画である。
つづく