イアン・スチュアート『不確実性を飼いならす 予測不能な世界を読み解く科学』白揚社(2021年)を読む。
確率に関する知識をアップデートしたく購入。
量子論とカオス理論も絡めて語られる。
昨日読んだ本と同時進行で読みながら知識を吸収していきたい。
アポフィスという小惑星が地球に衝突する可能性についてテレビで報じられたことがあった。
2029年4月13日、または2036年4月13日にぶつかる、と。
頭の回転の早い人は突っ込む。
「なぜ日付を正確に予測しておきながら衝突する年は分からないのか」と。
一部は予測可能で残りは予測不能という例が挙げられた。
肝心な部分が予測不能でどうでもいい部分は予測可能という例が他にもたくさんあるかもしれない。
それでも天気予報など、精度は日々高まっているとのこと。
であれば、金融市場の予測も比例しながらどんどん精度が高まるのだろうか。
否。
人間の心理という最大の難関が立ちはだかっているように見える。
つづく