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読書日記127

島義道『人生を<半分>降りる 哲学的生き方のすすめ』ちくま学芸文庫(2008年)を読む。

池田氏と違い、この方はアカデミックの世界にいる。

この本の内容としては、タイトルとはやや離れている印象である。

文章を書くことの意味について書かれていたり、今日のアカデミック界、出版業界の不毛な点についていろいろと書かれている。

 

 

世の中には無数に本が存在しているが、やはり「商売」としての産物であるがゆえに、そこには「権威」があり「見栄」がある。

この点について、ポール・ヴァレリーという詩人がギリギリまで語ったと中島氏は述べている。

 

 

調べてみると、岩波文庫からいろいろとヴァレリー氏の本が出ているみたいである。

僕は単純に興味を持った。

「悪書」についていろいろと教えてくれるかもしれない。

僕はなんだかんだで、世の中の本のほとんどは「悪書」だと今は考えている。

 

 

つづく