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西川祐子/上野千鶴子/萩野美穂『フェミニズムの時代を生きて』岩波現代文庫(2011年)読了

ちらを読み終える。

 

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

例えば、立ち読みしたときに「何だこの人は」と思う。

第一印象というものは往々にして実態を捉えきれない。

 

 

上野千鶴子氏の本を読めば読むほど第一印象とかけ離れていく。

日々そう感じる。

 

 

印象的なお話は後半の部分であった。

「メディアは権力で独占状態にあり、(フェミニズムの人たちは)モノを言えない。だから私たちのメディアを作ろう。」

フェミニズムは独学で創ったと上野氏はいろんな本で書いている。

 

 

ただモノを言うのではなく、裏付けされた確かなデータと知を引っさげて果敢に立ち向かう。

そんな姿に読んでいる僕も熱くなる。

 

 

真ん中あたりでネオリベの話になった。

実力主義⇒淘汰⇒自己の無価値感

本書が出る頃はまだ教壇をとっていた3人が、現場でネオリベの空気を感じ取っていた。

「そして自分を責めてしまい、男性は引きこもりがちになり、女性は自傷に走ってしまう。」

 

なんでも自己責任の時代。しかし、

「社会のせいにしてもいい」

という言葉に、僕はなんとも言えない気分になった。

やるせなさ。じれったさ。

 

 

本書を読んで、やはり社会学は絶対的に必要な学問だと再認識した。

つづく