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読書日記80

西川祐子/上野千鶴子/萩野美穂『フェミニズムの時代を生きて』岩波現代文庫(2011年)を読む。

僕は化学科⇒英文科に編入した経験があり、やや特殊な経歴を持っている。

理系で毎日のように実験室にいた頃は、フェミニズムなんて言葉は全くわからなかった。

 

 

そして、当時はあまり本に興味がなかった。

英文科に行ってから始めてフェミニズムというものを知った。

授業では第三波をテーマに、現代の洋画から女性観というものを考察した。

 

 

フェミニズムというものは、やや複雑な構造を持っていて、女性同士にもモテる人とそうでない人がいて、ルサンチマンミソジニー(女性嫌悪)を生んでいたりとややこしい状況になっている。

かといって、ミソジニーフェミニズムの人も、学生時代には普通に男性と付き合っていたという上野千鶴子氏。

 

 

フェミニズム研究をすれば永遠に終わらないと僕は思う。

であるので、あまり深くは入り込まないようにしている。

この本は、大学で教鞭をとっているフェミニズムとともに生きてきた方々の対談形式で内容が進む。

 

 

僕は岩波現代文庫の緑が好きである。(青は難しい。)

つづく