こちらのつづきを読み進める。
ベンヤミンは暴力について論じた。
合法的な暴力、そうでない暴力。そこまでは良いとして、そこから神話を持ち出して説明を行う。
「神的な暴力」「神話的な暴力」。
僕は、神学の知識が無いので割愛。(詳しくは本書をご拝読を)
裏を返せば、神学の知識無しにベンヤミンは理解できない。
ハイエクの考えでは、労働組合は私権のための闘争であるとし、悪とする。
自由競争のみが正義であるという考えであった。
ハイエク「小さな政府(保守)」VS ケインズ「大きな政府(リベラル)」である。
アメリカは「なんでも自己責任」という個人主義を掲げ、政府はなるべく介入しない (医療の保険制度によくあらわれている。) というのが保守的な考えであるということは山口氏の本から学ぶ。
あくまでこの『正義論の名著』は解説書なので、各人の理論を単純化できない。
今後、別の書物でこの二方に触れることがあればもう少し踏み入る形で記事にしたい。
次はロールズ『正義論』へとつづく
つづく