『行動最適化大全』という本は、肝心なことを伝えきれていないようにもみえる。
「やりたいこと」を突き詰めると、それが複合的である可能性については今も否定できない。
「散歩する」
について考える。
それは、どこを歩くのかというレベルまで深く考えれば決して単一とはなり得ないことがわかる。
海辺を歩くときは、散歩をしつつも海の匂いを感じるだろうし、潮風も感じることだろう。
山道を歩くときは鳥が鳴いているだろうし、海辺とはまた違った雰囲気を持つ。
さらに細かいことを言えば、
どんな靴で
どんな服装で
どんな髪型で
どんな季節で
と無限に組み合わせがあることがわかる。
つまり、やりたいことは決して単一にはなり得ない可能性が判明する。
この一連の流れをあの本は説明できていないようにみえる。
つづく