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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

鏡の人

他人にたいしてどうあるべきか。

僕は最近思うのは「鏡の人」である。

 

 

自分に厳しく他人には優しい。

これが正しいとも思っているが、90点の気もする。

というのも、他人に優しいだけでは、なにかが物足りない。

鏡の人は違う。

 

 

例えば、やたらに褒める人。

適度に褒めるのは大事だ。だが度が過ぎると気持ちが悪い。

これはつまり、「美しく見える鏡の人」であり、本当の姿を映すことはない。

 

 

やたらに批判的な人。

批判はできるだけ避けたい。あまり建設的ではないからである。

日本では「批判=攻撃」と受け取られる可能性が高い気がする。

意地悪な鏡。

 

 

では鏡の人とは。

それはつまり、相手を正しく映す鏡である。

決して歪曲することのない、真実を映す鏡。

 

 

見たいときに正しい物を映す鏡。

見たくないとき目をつむるだけで済む鏡。

相手のことを正しく映す鏡。

内面は外見に現れることを示してくれる鏡。

鏡の人。

つづく