というのが僕の見立てである。
まず、僕の嫌いな言葉に「老害」というものがある。
なにかとマナーが悪かったり、迷惑な老人にたいして使われる言葉である。
僕は非常に残念な気持ちになる。
「迷惑」というのも、深く突き詰めていくと、そう簡単には言葉に出せないことがわかる。
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例えば、太陽の光でさえ、一部の人には眼に大ダメージを与える。
蛍光灯ですら。
何故サングラスをするのか。
もちろん、格好をつけるためにしている人もいるが、病気の為にせざるを得ない人が少なからずいる。
これを若者がどうやって知るというのだろうか。
それは人から聞いたり、勉強するしかないのである。
少しの光を浴びると残像がいつまでも残りつづける症状もある。
眼だけを挙げてもまだまだ知られていないことや、気づけないことが山ほどあるかもしれない。
要するに、想像力の欠如である。
これはつまり無知である。
このような、身体的、精神的な例がいったいどれほどあるだろうか。
それを考えたことがあるのだろうか。
僕は無知としか思えないのである。
勿論、本当に迷惑な人もいることを承知で。
つづく