はてなブログ大学文学部

読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

共感の性質と欠点

以前書いた記事に捕捉をしたい。

 

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

参考文献

ルトガー・ブレグマン『希望の歴史』文藝春秋2021年

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僕は比喩的に、共感を共振とした。

 

本書によると、赤ん坊を研究する心理学者ポール・ブルームは、

「共感はあまり良いものではない」と言ったそうだ。

 

 

それは、共感がサーチライトで、一部の人にしか焦点が当たらないからだとブレグマンは説明する。

 

 

 

僕は前の記事で、共振と振動数について書いた。

共振は、特定の振動数でしか発生しない。

これは人間にも言えることで、固有の振動数にしか反応しないのである。

 

 

つまり、共感とは限定的であり、ある側面においては排他的な感情である。

これがあまり良くない理由だろう。

 

 

大事なことは、前の記事にも書いたとおり、様々な出来事に

反応し、内面から理解する力を得ることである。

そのために様々な事を考え、日々実践しなければならないと感じた。

つづく