弱いつながり、とは端的にいえばTwitterのフォロワーのような、
なんとなく繋がっていて、特に顔も知らなければ個人間のやりとりもない関係のことである。
結果的に、その弱いつながりはSNSの機能を媒介し、情報を次々に接続していく。
以下、説明をしていく。
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例えば、相手と仲が親密であればあるほど、その相手の情報には慎重に扱うのが筋である。
TwitterのRT機能は、いちいち相手に許可を取ったりはしない。
むしろ、相手は拡散を望むことが多い。
それはアクセスが高まったり、注目されることを期待することが多いからであり、有益だからである。
現在、様々な「共有」する機能がある。
LINEでの情報をTwitterに共有したり、インスタグラムに共有できる。
これは「接続」といえる。
つまりは、繋がっていくプロセスである。
このプロセスが「弱いつながり」によって幾何級数的なスピードを持って加速していく。
そして、その情報はゴミ収集車のようにメディアに集積されていく。
弱いつながりで繋がっている人々は常にその情報が集積されたゴミ処理場に留まり続ける。
世の中が監視社会となっているのは、自らが望んで加勢しているからである。
これが「負のリサイクル」であることは否定できない。
つづく