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共振と反応のフラクタル構造

こちらのつづき

 

nainaiteiyan.hatenablog.com

 

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固有振動数に近い振動を与えると物体は大きく揺れ出すという。

僕はこの現象を数学的に記述することはできない。

 

分子レベル、量子レベルで何が起きているのかは正確に書くことはできないが、もしかしたら深い次元で相似、つまりフラクタル構造になっているでは、と思うことがひとつある。

「反応」に関する「共振」である。

その例をいくつか書いていく。

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例えば、認知心理学に「カクテルパーティ効果」というものがある。

騒がしいパーティのなかでも、自分の名前が聞こえるとそれを無意識に判別し、聞き分ける能力が脳にある。

 

 

これが「共振」に近いのである。

つまりは、外部から発せられた「固有名詞(=自分の名前)」が空気を通して自分の耳に伝達され、自分の脳内に情報として持っている固有名詞と「共振」することによって反応していると見えるのである。

 

 

カクテルパーティ効果は、別名「選択的注意」である。

「共振」はこの話に限ったことではない。

人は見たいものを見るという性質がある。

 

 

例えば、町を歩けば何かのお店に反応する。(僕の場合は本屋さんである)

これも、ある側面に置いては、脳に本の情報が多くインプットされ、独自の固有振動数なるものが存在していて、視界から入ってきた情報と「共振」することによって反応するのではないだろうか。

 

 

反応と共振には何か深い関係があるように見える。

つづく